派遣社員と正社員どっちがいい?本音で派遣社員のメリット・デメリット
「派遣社員と正社員どっちがいい?」
こう質問されたら、正直なところ言葉に詰まってしまうかもしれません。自分でも整理ができていない部分があるので、改めて書いてみようかと思います。
正社員という立場の大きなメリットとして、無期雇用ということがあります。毎月決まった額の給料が支払われ、夏と冬にはボーナスが支給されるでしょう。業績が認められれば昇進や給与アップの可能性もあります。そして、社会的にも「きちんと働いている」というイメージもあるかもしれませんね。
そして、派遣社員のメリットはというと、このような感じでしょうか。
- 自分の希望の就業時間や日数で働くことができ、時間の融通がききやすい
- 自分の希望している仕事に就くことができる
- 有名企業・大企業で仕事をすることができる
- 必要以上に人間関係のわずらわしさに巻き込まれることがない
いかにも教科書的、派遣会社のパンフレットに書いてありそうな文句ですね。一方、このようなデメリットがあるかと思います。
- 毎月の交通費やボーナスが支給されない
- 月によって収入にばらつきがある
- 契約期間がある
- 次の仕事がすぐ見つかるとは限らない
- 社員よりは信用度が低い
こんなにデメリットがあるのにもかかわらず、なぜ私は5年以上も派遣で働いているのか。しかも、以前は正社員だったというのに。
参考:30代女性である私が派遣で働くことになったきっかけ
その理由は…ブラックなベンチャー企業で正社員として働くくらいならば、派遣のほうが精神的にも肉体的にも伸び伸びとしていられるからです!以前は死んだ目をしながら働いていた私ですが、今ではそれがウソのようにスッキリした気持ちで働けています。
あれこれ悩んで眠れないということもないし、朝だって問題なく起きることができています。それに派遣なら時給計算だからちゃんと残業代出るし、休日出勤したらそれもちゃんとお金もらえるし(派遣になってから休日出勤したことないけど)。こう書いてみると、以前の職場はひどいものですね。
派遣社員として働いてみて良かったと思うのは、こういう後ろ向きな理由だけではありません。様々な職場を経験することで、自身の興味の幅が広がっていくのを感じました。
たとえば業務の中で英語のドキュメントを読む機会があり、そこから「英語ちょっとやってみようかな」という気持ちになって、現在中学英語からおさらい中です。また、日々の仕事に追われていたころから比べると余裕が出てきたので、改めてビジネスマナーをおさらいしてみようかと「秘書検定 2級」を受けたりもしました。今度は簿記2級かFP3級でも勉強しようかと考え中です。
時間に余裕が出ると、気持ちにも余裕がでる。学習意欲も沸いてくる。もしかしたら学んだことが巡り巡って仕事や生活に役に立つかもしれない。
今のところは自分の興味が向く範囲の勉強をしながら、のんびり働いていこうかと思っています。